福岡市鍼灸師会のはりきゅう助成金への努力

昭和34年

昭和36年に始まる国民皆保険制度にはり、きゅうが認められる様に、昭和29年初代会長船越久米雄(当時福岡市鍼灸師会会長)が、市内にあった六つの鍼灸マッサージ師会に呼びかけて福岡市国保獲得期成同盟を結成。

故北岡幸太郎市議を顧問に迎えて本格的な折衝に入り、昭和32年に国保取扱の目的を達成するために、初代会長船越久米雄と蘭新六(当時福岡市鍼灸マッサージ師会会長)の両者が合流して、福岡市健康保険鍼灸師会を結成する事で合意し、昭和34年に福岡市健康保険鍼灸師会が発足。

昭和36年

関係各方面への折衝を積み重ね、また福岡市当局の理解により、昭和36年9月26日には阿部福岡市長と船越会長との間に鍼灸国保取扱い協定が締結され、同年10月1日より取扱が開始。この制度は全国の先駆けとなり、各都道府県から視察が訪れ制度を採り入れる自治体も現れるようになった。

平成19年

平成20年4月から始まる後期高齢者医療制度によって存亡の危機に見舞われる。それまで福岡市国保加入者は0歳児からお年寄りまで全て月11回、2術施術料1,630円電療料30円加算で高齢者9割助成、一般7割助成であったものが、後期高齢者医療広域連合が誕生すれば75歳以上の高齢者が福岡市国民健康保険から切り離されることになる。

この事態を受けて福岡市鍼灸師会は平成19年高齢者のはり、きゅう費助成制度の存続運動を活発に行い、福岡市民の皆様の支援を受けながら福岡市及び後期高齢者広域連合と幾度もの交渉を重ね、現行の制度(月8回協定料金2,000円、福岡市助成金額1,000円)として存続することが出来た。

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師として何が大切か

この様に一つの制度を作り、維持していく事は一個人の運動では成就しません、福岡市鍼灸師会の様な業団があって初めて成しえる事なのですが、いったん制度が始まると会員非会員問わず恩恵に与れるのですが、だからと言って業団に入らず他人任せにするはり師、きゅう師ばかりになると業団の力(会員数)は減少しそのしわ寄せは全ての、はり師、きゅう師に降りかかってきます。

例えば、平成30年からはり師、きゅう師にも機能訓練指導員として働くことが可能になりました、また平成31年には、はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧師にも受領委任制度が適応されましたが、これは長い年月をかけて中央4団体(公益社団法人日本鍼灸師会、公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会、公益社団法人あん摩マッサージ指圧師会、社会福祉法人日本視覚障害者連合)が運動した結果です。制度としてはまだまだ不備な点も多いのですが、これをより良い制度にして行くのも業団の仕事です。本年(令和4年度)には施術料金の改定も行われますが、これは上記4団体社会保障審議会はり、きゅう、あん摩マッサージ指圧療養費検討専門委員会の中で協議して決めていますが、その費用は各団体の会費から賄われています。従って団体の力が弱くなるとはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の意見を反映するものがいなくなるという事です。

中央団体を支えているのは、各都道府県師会であり、各都道府県師会を支えているのが福岡市鍼灸師会の様な市町村師会なのです。

会に入るメリットはと言う前に一度はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師として何が大切で、何をしなければならないか考えてみてください。
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福岡市鍼灸師会では本会顧問市議の先生方と定期的に勉強会を行っています✨

はりきゅう費助成制度が福岡市民の健康増進の一翼を担える制度になる様、直接顧問市議の先生方と意見を述べ合い、様々な観点から考えています✨

こちらのはりきゅう費助成制度は財政状況によって縮小廃止もあり得るので継続又は存続させるために顧問市議との勉強会はとても必要になります🥺‼️

実際に廃止の危機もありましたが…💦我々の諸先輩方の頑張りにより今の形で存続という経緯があります🙏

鍼灸師会に入る事は行政に陳情を行える大きなメリットです🥺✨✨

福岡市が誇る素晴らしいはりきゅう費助成制度がなくならないためにも鍼灸師が一致団結して盛り上げていきましょう😊‼️

福岡市の鍼灸師の先生方!ぜひ一緒に活動していきませんか?😆✨